【江戸川区で不動産売却】土地の売却価格に関わる要素や所有権と借地権の違い

地域性

地域性は、土地の価格が決まる大きな要素といえるでしょう。利便性や住環境だけでなく、街のイメージも地域性によって違いがあります。環境がよく交通や買い物などの利便性がよいエリアは価格が高くなり、地域性によって相場が変わります。人気があるエリアでは価格が高くても住みたいという人が多く、売却もしやすいといえるでしょう。

流通量

売り出される土地が多いか少ないか、という流通量も価格に影響をあたえます。売りに出る土地が少ないエリアでは、たまに売りに出されれば希少性が高く価格も高額になりやすく、相場というものが確立できにくい傾向にあるでしょう。流通量が多ければ相場が確立され、価格を決定する要素が影響し合って相場通りの価格で売買が行われます。

土地の特性

土地の価格は利便性や道路条件、形や方位などの土地固有の特性によって異なります。駅から近く広い道路に面し、道路との高低差がない整った形の土地が高額になります。また、面積は同じであっても、建蔽率や容積率が異なるので、建物を建てられる面積が広い土地のほうが価格は高くなるでしょう。

業者の動向

条件のよい土地は、市場に出回る前にまず業者に回るケースが見られます。個人に売却するよりも業者のほうが、決断のスピードが早く売却しやすいのです。また、個人だとローンが通らなければキャンセルになりますが、業者の場合にはその心配もありません。建売業者に人気が出れば、自然と相場が押し上げられるのです。

売り主による事情

土地だけに限らず、不動産の価格は売り主の事情によっても変動します。一般的には時間がかかっても少しでも高く売却したいと考えるので、相場に従った価格での売却となります。しかし、何らかの事情がありすぐに現金が必要な場合には、相場を下回っても売却したいと考えるでしょう。

所有権とは

所有権があれば、法令の範囲内で自由に使用や処分ができ、収益を得ることも可能です。時効によって権利が消滅することはありません。自由にできる権利は法令の範囲内なので、都市計画などによって制限が設けられる場合もあります。

上記の法令によって、土地の所有権が制限を受けることがあります。

借地権とは

借地権とは、土地を借りて家を建てる権利のことをいいます。土地の使用は家を建てることに限定されており、駐車場や資材置き場など別の目的で使用することはできません。借地権の土地に家を建てると建物部分の所有者は自分なので、自由に好きな家を建てられ、リフォームやリノベーションも自分の判断でできます。しかし、土地は自分が所有しているものではないので、地主に対して地料を支払わなければなりません。

借地権には上記の3種類あり、契約期間に違いがあります。

旧借地権では、借地期間が満了を迎えても地主に正当な事由がなければ、借地権は更新されます。

普通借地権では最初の契約は30年、更新の際には20年、以降は10年ごとの契約で、借地人が希望すれば契約は更新され続けます。

定期借地権は、期間に定めがある契約です。契約期間は50年以上となるケースが一般的ですが、契約が満了すると土地を更地にして返還しなければなりません。